【看護師のリアル転職体験談 51】看護学校教員助手から療養型病院の看護師へ

1.やっぱり現場で看護師として働きたい!

大学を卒業した後、大学病院で働いていましたが、結婚を機に転職をしました。職場が気にいらなかったというわけではないのですが、仕事が忙しかったので、結婚生活に支障が出るかもしれないと思いました。新居に近い病院で働くことで、仕事と家庭を両立させようと考えたのです。

しばらく新しい病院で働いていると、看護学校での教員の仕事について、お話をいただきました。看護教員に興味があったわけではないのですが、面白そうだと思い、引き受けることにしました。

生徒たちと比較的に年齢が近かったせいかもしれません。私のことを慕ってくれる生徒もいて、それなりに楽しく仕事ができていました。やりがいも感じていました。教員助手の仕事の大きな役割の一つは実習時に生徒をフォローすることでした。しかし、実習を行う生徒の世話をするうちに、自分自身が患者さんと関わりたいという気持ちが強くなってきたのです。教員の仕事は看護師を目指す生徒の最初の道しるべとして、とても重要だと思っています。
しかし、誰かの役に立ちたいと思い目指して看護師になったことを思い出したのです。やはり、現場で看護師として働く喜びが忘れられません。結局、3度目の転職をすることに決めました。

今は療養型病院で看護師として働いています。療養型病院では一人ひとりの患者さんとじっくりと向き合うことが可能です。以前に働いていた大学病院や総合病院では病気の経過が比較的に早いこともあり、退院を目標において看護することがほとんどでした。療養型病院は看護というよりも介護の要素が強いのが特徴です。これまでにない患者さんとの関り方が新鮮で、やりがいを感じています。

2.前の学校を退職してから、新しい病院に転職するまでの流れ

看護師という仕事柄、看護学校時代からの付き合いのある看護師や職場で仲良くなった看護師の友人がたくさんいます。転職を重ねるごとにその数は増え、ときどき看護師の友人と食事に行ったり、ショッピングに出かけることがあります。そのなかの一人の友人が今回の転職先を紹介してくれました。

STEP1:看護師の友人に相談

最初の病院で一緒に仕事をしていた元同僚と食事をしているときに、仕事の話になりました。ともに看護師という同じ職業をしているので、仕事の話になるのはとても自然な成り行きです。お互いの職場の話を聞くことは有意義な時間でもあり、定期的に食事をする仲が続いています。

その彼女に、現場での看護師の仕事が恋しくなってきた話をしました。彼女は、私には教員よりも現場で働く方が向いていると助言をくれて、彼女が働いている職場で求人募集をしていないか聞いてみてくれることになりました。

STEP2:病院に見学に行く

一度、病院見学にきてはどうか?という話になりました。見学後に面接をするための時間もいただきました。見学時には友人が案内をしてくれたので、緊張することもなく、いろいろな話を聞くことができました。

その後、看護師長と面接をして、採用にいたっています。病院側にはいつでも働いてほしいと言っていただいたので、その年の看護学生の教員実習終了を待って、辞めることにしました。

3.転職してみて感じたこと

私は3回の転職を経験していますが、転職をするたびに、自分が成長しているのを感じます。それだけ看護師としての新しい経験が増えるからだと思います。いろいろな職場を経験することで看護師として大きく成長できるのです。違う職場で働く看護師の友人から話を聞くのも同じです。その職場で働いてはいませんが、違う職場の状況ややり方を聞くだけでも勉強になります。

そうはいっても、3交代をしているとなかなか一緒に会って話をする時間を作るのは難しいものです。私はSNSやメールを利用しています。できるだけ職場で知り合った看護師の友人は大事にしたいと思っています。今回は、その一人に職場を紹介してもらうかたちで転職が決まったので、友人の大切さを実感しました。

転職する際にはできるだけ転職前に転職先の情報が欲しいと思うはずです。今回は、友人がすでに転職先で働いていたので、転職先の情報を事前にたくさん手に入れることができました。このようなケースは稀かもしれませんが、実際に働いているスタッフと話をする機会を持つことができるとよいでしょう。見学をするだけでも違います。求人広告には書いていないことが見えてくることもあります。

働いているスタッフの患者さんへの接し方をみれば、想像できることもあるかもしれません。病院の待遇があまりよくないと、スタッフの態度もよくないものになる傾向もあると思います。そのほか、すみずみまで掃除が行き届いているか、受付の言葉使いはどうか、といったことなどからも定期的にスタッフの研修がされているかどうかなどが想像できます。

ネットや見学、できる限りの機会を利用して、事前に情報をたくさん得ると、より安心して転職に踏み切れるのだと思います。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

夜勤もあるため、休日やプライベートの時間は減りましたが、待遇が良くなるなど、トータルで考えると、良かったことが多い転職となりました。

◎良かったこと(1):給料がアップした

教員助手は助手という立場もあって、それほど給料は高くありませんでした。仕事内容はハードではないので、妥当なところではあります。今回、療養型病院に転職し、夜勤もしていますので、給料はそれなりに増えたので嬉しいです。

◎良かったこと(2):人間関係や環境が良くなった

看護学校といってもそれほど大きな学校ではありませんでした。関係者は数えるほどです。そんな小さい職場で仕事をしているので、自分と合わない人がいると、仕事に大きく影響します。

狭い職場では、自分と会わない人と嫌でも顔を合わせなくてはならず、憂鬱になることも少なくありませんでした。今回は友人がいたことも良かったのですが、職場そのものの雰囲気が良く、感じの良い看護師が多いので働きやすいです。

◎良かったこと(3):待遇が良くなった

前の職場は小さい看護学校だったということもあり、給与以外の手当などもほとんどありませんでしたから、療養型病院の方が待遇は良くなりました。給料がアップしたことはその一例で、他にも小さい手当てがいろいろとつくので得した気分です。

△悪かったこと(1):休日が少なくなった

学校は基本的に週末や祝日はお休みです。しかも年休をしっかり取ることができたので、旅行を計画するのに困ることがありませんでした。趣味でトライアスロンをしているのですが、大会に出たり、友人とトレーニングを計画したりするのにも苦労しませんでした。転職後、休日出勤が増えたので、これまでのようにいつでも…というわけにいかず、また大きな連休を利用するのも難しくなってしまいました。

△悪かったこと(2):プライベートの時間が減った

転職をして勤務が不規則になったことで、夫との時間を合わせるのに苦労をしています。翌日に日勤が入っていると、夕食を食べに出かけるのにも躊躇しますし、夜勤明けでは疲れてしまいます。以前はほとんどの週末を一緒に過ごしていたのに、今ではたまの週末にしか出かけられなくなってしまいました。

5.これからも新しいことにチャレンジする精神は忘れない!

私は幸運にも看護教員の仕事を極めていく機会をいただきました。休日は休みですし、それなりにやりがいのある仕事だとは思いました。そちらでキャリアを積んでいけば、それなりに良い生活をしていたかもしれません。

しかし、現場を離れてみると、現場の仕事が恋しく感じる自分がいました。忙しい仕事ですし、夜勤をするのは楽ではありませんが、やはり自分が看護ケアを行う人でありたいと思いました。だからといって、教員として仕事をした経験は無駄だったとも思いません。これからもチャンスがあればいろいろなことにチャレンジしていくつもりです。


この記事につけられたタグ

ナース転職求人を知りたい方

こちらの記事もおすすめ