【看護師のリアル転職体験談 27】精神科病院の看護師から一般病院の精神科看護師へ

1.進学コース修了をきっかけに転職

僕は、もともと社会人として会社勤めをしていました。なんと、最初の就職先が倒産してしまい、そこから人生が急展開したのです。ハローワークに通いましたが、なかなか希望の仕事が見つからず、次の就職先が決まりません。結局、アルバイトをしていました。

このままではよくないと、もともと興味のあった看護師の道に進む決意をしたのです。資格があるということは、万が一、就業先が倒産しても次の職場を見つけやすいだろう、という思いもありました。まずは、アルバイトをしながら准看護師になるための学校に通い始めました。

准看護師の免許を取得後、そのまま進学コースに進みました。その時点でアルバイトはやめて、精神科専門の規模の小さい病院で働きながら勉強をしていたので、看護師の免許を取得した際には、より規模の大きい病院に就職するつもりでいました。

倒産を経験したトラウマでしょうか、より安定した基盤の病院で働きたいという思いが強かったです。また、大きい病院で働いた方がキャリアアップにつながりやすいでしょうし、待遇も良いだろうという狙いもありました。

進学コースに通っていることは、もちろん病院側には知らせていましたから、いろいろと便宜を図ってくれました。働きながら勉強をするのは大変でしたが、勉強したことが直接仕事に活かせるという点では、やりがいがありましたし、勉強もイメージがしやすかったです。

病院側は進学コースを修了すれば転職をする意思があることも了承していたので、転職する際には特に問題はありませんでした。むしろ、転職先について他の看護スタッフや師長が相談にのってくれるほどでした。

2.前の病院を退職してから、新しい病院に転職するまでの流れ

今回の転職では、よく聞く看護師の引き留めなどはなく、すべてがスムーズに進みました。

STEP1:転職先を決める

無事に看護師の資格を取得できたら、なるべく規模の大きい病院で働きたいと思っていました。進学コースで実習を行った病院に就職の申し込みをしたところ、採用してもらえることになったので、そのままそこへ就職することを決めました。

STEP2:進学コースの修了時に前の病院を辞める

事前に転職する意思があることは伝えていたので、病院側も人を探す時間が十分にあったと思います。転職するのもコースが修了してからと、新人の出入りがある時期で、人材を確保しやすいことやキリがいいこともあって、大きな問題はありませんでした。

STEP3:新人看護師として就職する

他の新人同様に4月から新人看護師として新たに就職したのが、僕の初めての転職です。国家資格の合格発表前だったので、資格に受かったかどうかが、気になっていました。(無事に合格しました。)

3.転職してみて感じたこと

進学コースが修了したら、もう少し安定した大きめの病院で働きたいと思っていたので、以前の職場はコースが終わるまでの約束で勤めていました。あらかじめ話をしていたこともあって、転職の際に嫌味を言われたり、辞めにくかったり、引き止められてもめた、ということは全くありませんでした。仕事をするにあたっても、特に問題はありませんでした。

働きやすい職場かどうかは、結局のところ、人間関係によるところが大きいと感じています。前回の病院では前もって転職の意志があることを伝えてあったため、上司や同僚と関係が悪くなることはありませんでした。なるべく大きな変化が伴うことや将来どうしたいかなどの自分の意志は伝えておく必要があると思います。

また、女性が多い職場で働いているので、人間関係を良好に保つために、それなりに努力していることがあります。
例えば、仕事以外には女性のおしゃべりにはなるべく首を突っ込まないことです。お昼休みは他の看護師とは一緒に食事をしないで、スタッフルームから出るようにしています。干渉しあわないのがトラブルにならない秘訣かもしれません。

ただし、仕事においては男性の方が女性よりも力があるということで、患者さんが暴れたりする場面など頼りにされることもあります。そのようなときには積極的に手を貸すようにしています。仕事とプライベートできっぱりと分けるようにすることで、無駄なトラブルが避けられています。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

◎良かったこと(1):給料があがった

一番良かったことは、給料があがったことです。やはり収入が増えることは素直に嬉しいです。准看護師から正看護師へキャリアアップしたこと、精神科専門の小さい病院から一般病院に転職したことで、給料が大きくあがりました。

実際の作業自体はそれほど変わらないのに…、という不思議な気持ちはありますが、資格があるかないかによる違いは大きいようです。働きながら進学コースに通うことは、簡単ではありませんでしたが、がんばった甲斐はありました。

◎良かったこと(2):待遇が良くなった

以前に勤めていた病院よりも病院の規模が少し大きくなったので、全体的に待遇が良くなりました。休日も増えましたし、夜勤手当もあがりました。残業をすればきちんと残業手当がつくとか、その他にも手当が付くなど細かいことですが、ありがたいことです。

◎良かったこと(3):プライベートの時間が増えた

進学コースに通いながら仕事をしていたので、進学コースが終了するまではあまり自分の時間を確保することができませんでした。しかし、転職して勉強に充てていた時間が仕事とプライベートとに振り分けられた感じです。仕事の時間は大幅に増えましたが、毎日が充実しています。仕事にもずいぶんと慣れたので、プライベートでも何か新しいことを始めたいと模索しています。

△悪かったこと(1):正当に評価をしてもらえない

現在勤めている病院では、管理職になる人は大学を卒業している看護師ばかりだという話です。まだ学歴によって昇進できない、ということがあるのかと少し残念です。どれだけ一生懸命に仕事をしても認められないのであれば、働きがいがなくなります。

△悪かったこと(2):キャリアアップしにくい

同じ病院に勤めてかれこれ10年を超えますが、未だに精神科病棟に配属されたままです。精神科の看護は一種独特な雰囲気なので、何かの理由で次に転職を考えたときに、不利になるかもしれないという不安があります。

もともと精神科に興味が強かったというわけでもなく、精神科病棟を希望したわけでもありません。男性看護師ということで、精神科に配属されたのだと思います。多少は仕方のないことだと思っていますが、自分自身のキャリアアップのために、できるだけいろいろな職場を経験したいという思いはあります。

5.転職後10年、次の転職に悩む

准看護師から看護師になって初めての転職を経験しました。キリの良い4月の退職・就職ということもあって、大きな問題はなかったです。より待遇の良さそうな大きめの一般病院に就職し、10年以上の月日が経ちました。

待遇そのものは決して悪くはないのですが、管理職への道が閉ざされているようです。10年以上も同じ病棟に働いていて、未だに精神科病棟から異動になりそうもありません。現在、精神科認定看護の道に進むか、転職をするかで悩んでいます。

このまま精神看護のエキスパートになるのも悪くないと思うのですが、管理職の道がないのであれば、思い切って別の病院に転職するべきかも…とも考えています。


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