【看護師のリアル転職体験談 22】循環器の一般病棟から、眼科の外来へ

1.定年まで働ける病院で働きたい

私は新卒から40代まで、一環して大学病院で働き続けました。同期がどんどん辞めていく中、年を重ねていく度に私は少しずつ「このまま私は定年まで、この病院で働き続けられるだろうか」と考えるようになりました。

最新の医学に触れられる大学病院ではやりがいも多いですが、休日も勉強会や委員会の仕事で出勤をしなくてはならないことも多く、今のまま仕事中心の生活を送っていて良いのか、疑問に感じてしまったのです。

ちょうどそう感じていた時、これまでわがままなんて全く言ったことのない娘がふと「週末くらい、お母さんと一緒に過ごしたい」と言いました。この一言で、私は大学病院を辞め、もっとプライベートを充実させられそうな職場へ転職することを決めました。

2.前の病院を退職してから、新しい病院に転職するまでの流れ

それまで多くの後輩たちの退職についての相談を受けてきましたが、実際に自分が転職をするとなると、どうしてよいかわかりません。そこで私は、こっそり昔の同期に連絡を入れて、転職活動を開始しました。

STEP1:同期からのアドバイスは「何を言われても動揺しない」

同期は妊娠をきっかけに転職をしましたが、退職を伝えたところ「うちの病院は産後も働き続けられる制度が整っている」と言われ、迷ったそうです。しかし、実際に辞めた後、それまでの職場はむしろ制度が整っていない病院だったことがわかり「だまされた!」とも思ったとのこと。

この経験から、「何を言われても動揺しちゃだめ!」という、大変実践的なアドバイスをもらうことができました。このアドバイスを元に、私は意を決して師長へ「退職します」と伝えました。
師長は驚いたようでしたが、私が娘の一言を伝えると「それは辛いわね」と理解してくださいました。

師長の息子と私の娘は、同じ院内保育所で育った幼なじみでもあります。そのため、師長自身、私の娘がそういったことを普段言わない子だと知ってくれていたのです。こうして私は、同期のアドバイスを使うことなく、スムーズに退職できました。

STEP2:転職サイトで紹介されたのは、未経験の外来

退職が決まった私は、すぐに転職先を探し始めました。お給料は多少下がってもかまわないので、週に2日はお休みが確実にとれること。そして、定年まで働き続けられる環境であることを条件にして、求人サイトで仕事を探しました。

担当者からはいくつか求人を紹介してもらいましたが、これだと思える求人に出会うことができず、悩む日々が続きました。そして私は、ついに「とっておきの方法」を解禁することにしました。

STEP3:2つの求人サイトへ同時に登録し、能率アップ!

以前、看護師向けのサイトを何気なく見ていたときに、「2つ以上の求人サイトへ同時に登録すると良い」と書いてありました。しかし実際に1社登録してみると、担当者さんと直接やりとりをする機会も多いことから、なかなかもう1社へ同時に登録することへ抵抗を感じていました。

しかし、なかなか納得できる求人に出会えない今、そんな抵抗を感じている暇はありません。私はもう1社新たに登録し、同時に2社から連絡をもらいながら、転職先を探し続けました。そして、ある1社が紹介してくれた「総合病院の外来求人」に、目がとまりました。

STEP4:「ない」と思い込んでいた求人があった!

その求人は、私の実家にも近く、なじみのある病院でした。大学病院にも外来はありますが、希望者が多く激戦だったので、てっきり外来に限定した求人はないと思い込んでいました。しかしその病院ではたまたま外来で一度に多くの欠員が出たので、外来に限定して求人を出していた、とのこと。

多少、大学病院に比べて条件は悪くなるものの、週休2日は土日固定であること。そして定年まで働く方の割合が高いことが決めてとなり、その病院へ応募しました。

STEP5:担当者さんに励まされ、無事に内定ゲット!

担当者さんへ求人に応募したいと伝えたところ、「しっかりと準備することが大切ですよ」とアドバイスをいただきました。なんでもその病院の部長さんはどんなに欠員が出ても、とりたいと思った看護師しか採用しないとのこと。

採用試験に対して不安は大きかったのですが、担当者さんは過去に何人もその病院で登録の看護師を採用してもらっているそうで、部長さん対策として履歴書の書き方から面接での返答例などを一緒に考えてくださいました。

担当者さんから「○○さんなら絶対に大丈夫です!もっと自信をもってください」と笑顔で励ましていただくことで、自信を持って応募し、なんとか私は内定をゲットすることができました。

3.転職してみて感じたこと

40代で初めての転職となった私にとって、転職することそのものがとても緊張の連続でした。そんなとき、私が利用した転職サイトの担当者さんは本当に親切に、そして丁寧に対応していただくことができました。

一方で、私が最初に登録した担当者さんは頼りないというか、レスポンスが遅く、「本当に大丈夫かな?」と不安に感じてしまうことも多々ありました。転職は、人生の中で何回も行うものではありません。だからこそ、同じ看護師転職サイトとしてひとくくりに考えず、ぜひ数社に登録し、その中でも特に自分似合っていると感じたサイトを利用するのが良いと感じました。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

今回の転職を通じて良かったこと、悪かったことは以下のようなことだと思います。

◎良かったこと:週休2日が確定している

大学病院では、子育て中であってもシフトに対して配慮してもらえることはほとんどありませんでした。そのため、子供の運動会や遠足にも参加できず、夫が代わりに行ってくれたこともあるほどです。

今の職場では、基本的に土日休みなので小学生の子供と予定を合わせやすくなりましたし、授業参観などで平日に休みがほしいときでも、代わりに土日のどちらかに出勤することで完全週休2日は守っていただいています。娘もこの点をとても喜んでおり、私も転職して良かったと思える部分です。

△悪かったこと(1):正当に評価してもらえない

それまでの大学病院では、自分の評価をクリニカルラダーの評価表によって確認することができました。その評価を見て自分の問題点を洗い出し、次回につなげるようにできていたのですが、今の職場ではそういった評価を確認するすべが何もありません。

明らかに看護師として私より仕事ができない人(周囲の人もそういっています)が、私よりも良い評価をもらい、ボーナス査定も良いというのは、納得できません。どうもその人は上司に取り入るのがうまいようで、その人の前では仕事をしている風ですが、それ以外ではいつも何かしらさぼっているような人です。こうした正当な評価をしてもらえないというのは、もやもやしてスッキリしない部分です。

△悪かったこと(2):スキル&キャリアアップできない

今の仕事内容は、眼科外来の看護師です。これまでは勉強会などがたくさんあり、自分の看護師としてのスキルを日々磨いている実感があったのですが、今は毎日ルーチンをこなす日々です。

自分が望んだとはいえ、やはりこういったルーチンのような日々は自分のスキルアップにつなげることができません。定年まで働き続けたいと思っているからこそ、今の職場ではスキル&キャリアアップを見込めないことは辛いです。

5.よく調べて、できれば見学などもして、自分の納得できる転職を

今回の転職では、とことん求人情報を調べました。実際に転職した後に、悪いと思える点もありますが、全体を通せば「週休2日は確定している」という、今回の転職で一番優先したかった要件は満たされているので、満足しています。

皆さんもぜひ、転職する際にはご自身でよく情報を調べることをオススメします。できれば、見学もして直接雰囲気を感じとるとよいでしょう。そうして自分が「とことん調べ上げた」と感じることができる転職先は、きっと納得できる転職になるはずです。


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