【看護師のリアル転職体験談 15】企業看護師→介護施設の看護師へ

1.同僚との人間関係に苦痛を感じ、転職へ

私にとって転職は今回が初めてではありませんでした。今まで、仕事に不満を感じるたびに、職場を変わってきました。看護師という仕事は、専門職ですので、転職が難しくありません。そういう意味では私にとっては好都合です。常にベストな状態で働きたいと考えているので、嫌な職場だと思うと、すぐに転職してきました。

今回は、企業で産業看護師として働いていたのを辞めて、介護施設に転職したときのことをお話ししたいと思います。

転職を決意した一番の理由は人間関係です。所属していた企業は大変大きな組織でしたが、毎日一緒に仕事をしていたのは一人の同僚だけでした。

同僚とは気が合わず、ただただ毎日が苦痛でしかありませんでした。小さな部屋で仕事をしているので、同僚とは嫌でも顔を合わせなければいけませんし、同僚の方が古いので、新しい仕事については聞いてやり方を覚えなければいけません。

同僚は特に性格が悪いというわけではありませんでしたが、何をするにも話が長くて、要点を得るのが大変な感じでよくイライラしたのを覚えています。要領もあまりよくないようで、正直言うと、無駄な残業が多かったと思います。

しかもプライドが高い人だったので、後から入った私がいろいろと意見をすると、さらに関係が悪化しそうで黙っていました。体調を崩すほどではなかったのですが、毎日出勤するのが憂鬱で、苦痛でした。

ずっと企業看護師として働きたくて見つけた仕事だったので、彼女が辞めるまで辛抱しようと毎日を過ごしていました。しかし、いいかげん我慢するのも限界にきました。ベストな職場で働くために、50歳になる前に決断をした方が良いと思って、別の職場を探し始めました。今は、介護施設で働いています。

2.前の医院を退職してから、新しい医院に転職するまでの流れ

STEP1:転職サイトで自分の希望に合いそうな病院があれば紹介してもらう

前回までの転職の際には転職サイトに登録をして紹介してもらっていたので、今回も同じようにお願いしました。今回は、年齢も高くなってきたので、できるだけハードな仕事は避けたいことと、年齢が上がっても働けそうな職場を紹介してほしい旨を伝えました。

STEP2:仕事が見つかりそうか様子をみる

先に仕事を辞めても良かったのですが、仕事がすぐに見つかるかどうかがわからないので、仕事は続けることにしました。面接の調整が大変でしたが、有給休暇を利用しました。

私の場合、転職回数が多いため、その点についての質問を多く受けました。正直にトラブルの話をすると落とされたりしたので、自分の歩いてきた道については、全てを話すのではなく、前向きな理由での転職であることを話しました。

STEP3:辞表の提出

3度目の面接で採用が決まりました。決まった時点で辞表を提出しました。特に深い理由は聞かれませんでした。人手不足になって迷惑をかけるのは申し訳ないので、一番忙しい健康診断の時期は避けました。

企業で勤めている場合は、病院のような人手不足、ということはあまりないので、辞表が受理されないということはありません。特に、引き留められるわけでも、嫌な顔をされるわけでもなく、淡々と事務手続きを済ませました。

3.転職してみて感じたこと


いくら看護師としてのキャリアがあっても、転職回数が多いと不審がられます。私のように、転職の経験が多いという人は、納得のいく転職理由を考えておくと、上手くいきます。

そのため、今回は転職理由として介護施設で看護師としての経験を積みたいということを全面的に押し出しました。それを好意的に受け取っていただけました。やはり、ネガティブな理由は避けた方が採用につながりやすいと感じています。できるだけポジティブな転職理由を思い出して、準備しておくと、良い結果につながります。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

◎良かったこと(1):自分の時間が増えた

夜勤があるのは年齢的に少しきついかもと不安でした。しかし、夜勤の回数がそれほど多くないのと、介護施設は病院と違って夜中にバタバタすることがないので、50歳に近い私でも大丈夫でした。

むしろ、夜勤をするようになったことで、平日の休みや夜勤明けの時間は自分ひとりだけの時間になります。子供も夫もいない家でのんびりと過ごすことができて、思わぬ報酬だと思っています。

◎良かったこと(2):残業がほとんどない

めったに残業になることがないのは嬉しいです。時間になると仕事を終えることができるので、そこからはプライベートの時間と、メリハリをつけて生活をすることができます。企業で働いていたときも、普段は残業はなかったのですが、健康診断の時期になると雑用が増えて大変でした。

今回はそのように忙しい時期はないので、生活スタイルを変えることなく仕事をしていけるのは良かったです。

◎良かったこと(3):これまでの人生経験が仕事に活かせる

介護施設では慢性の病気を抱えた方はいますが、基本的に急性の病気の方はいません。施設が利用者様の家になるので、お薬の管理や日常ケアのサポートが中心です。これまでの看護経験が役に立つというよりもむしろ、これまでの人生経験が利用者様と会話をするうえで役に立つことが多くあります。

そういった意味では転職が多く年齢も高い私は、豊富な経験を活かして仕事ができていると実感しています。

△悪かったこと(1):休日が少ない

企業で働いていたときは、必ず週末はお休みでしたし、ゴールデンウィークや盆休み、年末と連休がありました。それに加えて年休もあったので、休みに関しては文句ありませんでした。

しかし、介護施設はそういうわけにはいきません。交代勤務ですから、週末に仕事に入ることもあれば、連休は年休を取得しないと難しいということもあります。

△悪かったこと(2):スキルアップにつながらない

介護施設ですから、医療行為はあまりありません。したがって、次に病院で働こうと思ったら、看護師としてのスキルについては不安材料となります。もし、何かの都合でさらに転職しなければならなくなったときには、進む道が狭くなると覚悟しています。

△悪かったこと(3):企業に属するメリットが受けられなくなった

給料そのものは正直言うと悪くありません。少しですが、夜勤手当も出るので、満足しています。ただし、企業で働いていたときは、福利厚生のメリットが大きかったので、それがなくなったのは大きいと感じています。

5.面接の前には自分のキャリアに合わせて準備をしておく

転職を成功させるには履歴書と面接がカギを握っていると思っています。自分の歩んできたキャリアについて、いかに面接相手に良い印象をもってもらえるかが、採用に導くコツだと私は経験から学びました。

これまでに何度も転職をしてきました。その理由についてポジティブに表現ができず、正直に話していたときは、採用されないことがありました。自分のキャリアを嘘の事実で飾ったり、誤魔化したりすることはよくありません。

しかし、ネガティブな言葉を使わないようにしたり、マイナスなイメージで表現することを避けたりすることはできます。自分の経験をポジティブに話をするだけで、相手の印象はずいぶんと変わるものです。転職してきたことは、自分にとってマイナスだったのではなく、プラスになったのだということをきちんと伝えることができると、転職の回数が多いことは十分に理解してもらえます。


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