【看護師のリアル転職体験談 4】総合病院の正社員看護師→海外留学をはさみ総合病院のパート看護師へ

市立病院の心臓内科で3年勤務していたが学生の頃からの夢だった海外留学をするために退職!1年の留学をはさみ総合病院のパート看護師に転職されたマーシーさんの転職体験をご紹介します。

帰国後に転職活動をはじめ一番に考えたのは日勤のみの看護師の仕事!
子供はいなかったが結婚していたので家事とのバランスも重要なポイントで看護師として働く以上やりがいも持ちながら働きたい・・・数ある働き方の中で自分にあった働き方は何かを模索しながらの転職・・・
実際どのようにしてパート看護師の仕事にたどり着いたのか。正社員看護師とパート看護師の大きな違いなどについてマーシーさんがご紹介!

自分のライフプランに合った転職をお考の方、正社員からパート看護師に興味のある方は是非ご覧ください。
パート看護師としてやりがいを持ちながら働くマーシーさんの働き方にご注目です。

1.海外留学をはさみ、転職

卒業して初めて働いた病院が市立病院でした。血液内科に配属されて、右も左もわからない新人のころ、その病院で約3年間過ごしました。3年間働いたのち、1年間海外留学をするために退職しました。海外留学は学生のころからの夢でした。
結婚退職する看護師らに嫌味を言うような看護部長でしたが、私の夢は応援してくれて、退職時にはマレにみる1か月年休をつけてくれました。この時に感じたのは、看護部長にまでキャリアを極めた看護師は、誰にでも厳しいわけではないということです。自分なりに看護の道を進んでいる人には、それによって病院を辞めることになっても、応援してくれるのです。

海外留学から帰国後、新しく働く場所を見つけなければいけません。そのときに見つけたのが別の市立病院でのパート看護師です。私にとっては初めての転職でした。
転職時には看護師として3年の実務経験が必要でした。一般的に3年というと、ちょうど看護師としての自信がつき始めるころです。私自身も例外ではなく、看護師として未熟ながらも自信をもち、病棟であれば、どこででも働いていけると考えていたように記憶しています。
海外留学の期間は1年でしたから、仕事を忘れたというような長い期間のブランクがあるわけでもありません。転職時の気持ちは、不安半分、期待半分といったところでした。

2.前の病院を退職してから、新しい病院に転職するまでの流れ

留学から帰国してから行った転職活動について、思い返してみました。

STEP1:自分に合った職場をじっくり探す

留学から帰国してすぐですから、仕事を探すために使う時間はたっぷりありました。余裕をもって仕事を選ぶことができたと思います。面接に行く時間も制限はありませんし、自分にあった職場を探すための時間も十分というわけです。
あえていうならば、早く仕事を見つけたいという焦りがあるぐらいでしょうか。それも私の場合、結婚して夫が仕事をしていたので、収入面での問題はなく、焦りといってもそれほど大きくはありませんでした。焦って自分に合わない職場で仕事をするよりは、多少時間がかかっても良い転職先を見つけたいと考えていたぐらいです。

探し方については、当時はインターネットによる求人はほとんどなく、転職エージェントもまだ存在しませんでした。ありとあらゆる媒体の求人広告を探しました。インターネットのように絞り込みもできないので、ある意味大変だったかもしれません。しかし、インターネットのように大人数が目にするということも少なかったでしょうから競争率はそれほど高くはなかったように思います。

STEP2:仕事に対する優先順位を考える

転職に先立って、何を優先したいかについて絞り込みました。以前は3交代勤務で働いていましたが、夜勤をこなした後に、必ずと言っていいほど口内炎ができたり、便秘をしたりしていました。仕事を辞めてすっかりそういった問題がなくなったので、夜勤が原因だと確信しています。体あっての人生です。「夜勤のない」看護師の仕事をまず1番に考えました。

次に考えたのが、「仕事のやりがい」です。いくら夜勤がなくても、仕事に誇りを持てないでいるのは辛いはずです。毎日仕事に行くのも楽しくないでしょう。それもお金のためと短期間であれば割り切ることができるかもしれませんが、私の場合は長く続けることが希望でした。また、看護師としても成長したかったので、できるだけ勉強ができる環境に身を置きたいとも考えていました。

STEP3:仕事の決定

応募したいと思える仕事が3つありました。「総合病院での難病についての電話相談」「企業看護師」「総合病院のパート看護師」です。
3つとも書類選考には通過しました。最初に進展があったのは、県立病院において難病について電話相談の受け付けという仕事でした。正直、少し不安でしたが、インターネットがあればどうにかなるのではないかと考えていたのです。最終面接にまでは呼ばれましたが、あいにく落ちてしまいました。ほかの応募者の方は年配の方でしたので、妥当な判断だと思います。当時の私は、看護師の経験が3年程度で、20代後半でしたから、人生経験も豊富とはいえません。他人の相談を受けるには看護師としても人間としても未熟だったのかもしれません。

企業看護師については筆記のテストと面接をパスして、最終面接の日程が決まりました。同じ頃に、総合病院から電話で面接に呼ばれました。以前に働いていた市立病院の隣の市にある市立病院です。看護部長と面接をして、すぐに採用してもらえることになりました。以前に働いていた市立病院の方が規模が大きかったので、採用されやすかったのかもしれません。
総合病院でパート看護師というと、一般的には外来勤務が多いと思います。パート待遇という点には問題がなかったのですが、外来勤務には正直、興味がありませんでした。したがって、市立病院の外来ならば、採用は見送って、企業看護師にかけたかもしれません。しかし、病棟勤務が希望であることを伝えるとあっさり希望が通ったのです。「総合病院の病棟勤務で日勤のみ」という条件は、私にとっては、パーフェクトに近いものでした。そのまま、企業看護師にはお断りの電話をし、電車で30分の立地にある市立病院のパート看護師勤めを決めました。

3.転職してみて感じたこと

私にとっては初めての転職でした。転職してみなければ、見えないものが、意外にたくさんあることを感じました。1つの病院で勤めると、そこでのやり方しか学ぶことができません。違う病院に勤務することで、それぞれの病院の良い点、悪い点がよく見えてきます。海外に住んだからこそ日本の良いところや悪いところが見えるというのと同じです。当たり前だと思っていることというものは、外に出て違うやり方を経験するまではなかなか気がつかないものです。一度、転職を経験すると、当たり前と思っているやり方で仕事をこなすのではなく、自分の頭で考える癖ができるはずです。それは看護師として大きく成長できたことだと思っています。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

私の場合、総合病院から総合病院という、転職後も似たような環境の病院に勤める結果になりましたが、正社員からパートという点は大きな違いです。正社員とパートの違いにフォーカスして、良かったことと、悪かったことをまとめてみました。

◎良かったこと(1):パート看護師なら土日が休みで家族との時間ができる

平日の日勤勤務ですから、毎週末は夫と同じお休みでした。3交代では同じ時間を過ごすことがなかなか簡単ではありませんでした。
また、土日は必ずお休みでしたから、年休を2、3日追加するだけで、簡単に連休にすることもできました。大好きな旅行に出かけるのも苦労しませんでした。正社員のときには1週間の年休をとるのでさえも、気を遣っていたので、その点は大きな違いです。

◎良かったこと(2):パート看護師は余分な仕事をしなくてすむ

パート看護師でしたから、〇〇委員という係はまったくありません。何かの会議や日勤後に行われる発表などに出席する必要なしです。病棟で自主的に行っていた週1回の勉強会は、仕事のためになるので、喜んで出席していましたが、興味のないものには目もくれず帰宅していました。
パート看護師なので本来は受け持ちをさせるべきではない…と上司は考えていたようですが、私の場合は人手不足で受け持ちをしていました。それについてはむしろありがたかったです。やはり担当の患者がいるといないとではやりがいを感じる度合いが違っていたと思います。

◎良かったこと(3):パート看護師は家事と仕事が両立しやすい

共働き夫婦でしたが、夫は毎日残業で帰りが9時過ぎでした。私が3交代勤務で忙しく働いていたころは、家事と仕事の両立が大変だったのを覚えています。日勤が終わって、夜勤に行く前に料理を作ったり、準夜勤の前には温めたら食べられる夕食を用意したりしていました。平日だけの勤務になってからは、仕事帰りに買い物をして、夫が帰ってくるまでに夕食を作るというスタイルでしたから、家事との両立がしやすかったです。まだ子供がいなかったので、子供がいたらまた大きく生活が違っていたかもしれません。

△悪かったこと(1):パート看護師は給料が安い?

収入として考えると、正社員で働いていたころより、大きく減ったのは事実です。しかし、夜勤や休日勤務を全くしていないので、当然といえば当然であり、不満はありませんでした。私の場合、共働き夫婦で、当時は子供もまだいなかったので、二人で暮らしていくには十分の収入がありました。二人で海外に移住するという夢を持っていたので、できるだけ貯金をするようにしてはいましたが、今しかできないことを楽しむことも忘れませんでした。
給料については、時給計算でした。残業したときには残業代もきちんと支払われました。市立病院でしたから、看護師としては良かった方だとは思います。特別に高いというわけではありませんが、安いわけでもなかったです。

△悪かったこと(2):パート看護師は平日の休みがない?

家族と休日の休みが合うのはありがたかったのですが、平日に休みがないというのは、意外にも不便に感じることが少なくありません。平日にしか開いていない銀行や役所の用事などのために、休みをとる必要がありました。家の掃除も平日に一人でゆっくりできなくなったのは少し残念でした。お布団を干したり、部屋の模様替えをしたり、ちょっとしたことは、平日に一人の時間があると便利でした。

まとめ

「家族との時間優先させながら、看護師としてのやりがいを感じる」ことをテーマに転職活動を行いました。勤務形態含め様々な方法があると思います。今の時代ですと転職エージェントの方に希望を伝えて、相談してみると以外な選択肢を提供してくれるかもしれませんよ。

この記事を書いた人:マーシー
日本でナースとして働き、長年の夢であったオーストラリア移住を夫婦で果たす。
オーストラリアで3人の子供を出産し、今はライターとして、健康記事や美容記事を中心に執筆活動中。

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