千葉県千葉市の看護師求人概況 千葉県千葉市は千葉県の中央部に位置し、中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区の6区から形成されています。市内ではJR各路線、京成電鉄、千葉都市モノレールが利用でき、東京をはじめ各地域からのアクセスも申し分ないエリアです。 そんな千葉市は近年、「健やか未来都市ちば」を目指し、医療政策課で医療体制・地域医療に係る調整などの取り組みを行っています。大規模な病院から診療所、訪問看護といった幅広い形態の施設が存在しているため、自身の希望と照らし合わせながら看護師求人を選択できる点が特徴のエリアです。 千葉県千葉市の看護師求人動向・求人倍率 千葉県の有効求人倍率 有効求職者数 有効求人数 看護師求人倍率 千葉県 5,526人 4,233人 0.77倍 全国平均 2,381人 3,394人 1.43倍 出典:eナースセンター「(令和3)年度 中央ナースセンター事業報告書」 千葉県千葉市の看護師有効求人倍率は資料がありませんでした。代わりに千葉県の有効求人倍率を確認すると令和3年度の全国の看護師求人倍率が1.43であるのに対して、千葉県の求人倍率は0.77と全国平均を下回る数字となっています。求職者数に対する求人数が不足している状況ですが、求人充足率は9.5%と低い数字です。そのため、人材を確保できていない施設による継続的な募集が今後も予想されます。 勤務形態・施設形態・配属先の特徴 千葉県千葉市の看護師の募集状況を見ると、最も多く募集している施設形態は介護施設、次いで訪問看護、クリニックとなっています。勤務形態では、日勤の募集が約4割、非常勤の募集が約3割となっています。 求められる経験 千葉県千葉市で求められる経験のデータを見ると、経験3年以上を希望する求人が約7割、経験5年以上を求める求人が約6割と多く、医療知識・技術の基礎を身に付けた即戦力となれるような方の需要が高いといえます。一方で、経験1年未満やブランクがあっても相談可能な求人も多くあることから、看護師経験が浅い方や一度現場を離れて職場復帰に不安がある方でも、お仕事探しをしてみる価値はありそうです。 千葉県千葉市の看護師の平均給与 当社調べによると千葉県の常勤看護師の平均年収は4,522,535円、非常勤看護師の平均時給は1,592円であるのに対して、千葉市の常勤看護師の平均年収は4,563,429円、非常勤看護師の平均時給は1,586円です。千葉市の常勤看護師の平均年収は県平均を上回り、非常勤看護師の時給はやや下回る結果となっています。 看護師の都道府県別平均給与についてはこちら 千葉県千葉市の看護師求人情報について 千葉県千葉市の看護師求人は、介護施設やクリニックの求人が多い傾向にあります。それぞれ求人数が多いだけに魅力的な条件が用意されており、「日勤のみ」の求人も少なくありません。また「残業少なめ」「土日祝休み」などの条件を提示する求人もあるため、ワークライフバランスを考慮した働き方も実現しやすいでしょう。 もちろん介護施設やクリニック以外にも、訪問看護、病院、保育園などの施設形態の求人にも応募可能です。施設形態や待遇などを吟味しつつ、自身にマッチする理想的な職場を探してみてください。 ナース人材バンクでは、地域密着型のクリニックや医療法人の介護施設、大手企業母体の医療施設など種類も幅広く取り扱っているため、興味のある分野から求人を探すことができます。 ご利用者様が求人を探す際に何を最も重視するかを理解し、ご希望に寄り添いながらご紹介いたします。 気になる求人がありましたらお気軽にご相談ください。 相談してみる 千葉県千葉市の統計データ (単位:人) 看護職員数(合計) 保健師 助産師 看護師 准看護師 千葉市(全体) 11,326 354 295 9,657 1,020 中央区 5,022 140 143 4,440 299 花見川区 936 30 15 734 157 稲毛区 1,101 36 54 873 138 若葉区 1,240 31 17 985 207 緑区 1,505 25 28 1,309 143 美浜区 1,522 92 38 1,316 76 ※令和2年12月31日のデータ 出典:千葉県「令和2年度千葉県看護の現況」 上記の表は令和2年までの千葉市の看護職員数です。特に中央区における看護職員数は千葉市内の中でも際立っており、看護師求人数も他の5区よりも豊富に発信されている点が特徴です。 また千葉市の将来推計人口を見ると、高齢者・後期高齢者の人口は今後増加していくことが考えられます。それに伴い医療・介護の需要も高まると予測され、各医療・介護施設には看護師を含む看護職員の継続的な人材確保が求められています。こうした背景の中、千葉県は各地域における切れ目のない医療提供の実現を目指しており、医療人材の養成確保をはじめとした取り組みについての構想を発表しています。 また、千葉市における医療・介護の需要は増加しており、現在の千葉市の看護師求人には介護施設での求人が多い傾向です。また勤務形態も日勤と非常勤が多く、ワークライフバランスを意識して働ける職場が見つけやすいエリアと言えるでしょう。 出典:千葉県 千葉医療圏|地域医療情報システム(日本医師会) 千葉県 病床機能報告制度(令和3年) ※2023年5月記載 まとめ 千葉県千葉市の看護師の求人動向や平均給与、求人情報についてご紹介しました。千葉市は求職者に対して求人数が不足している状況にあるものの、高齢化に伴う医療・介護サービスの需要増大が予測されるエリアです。事実、千葉市ではすでに介護施設の看護師求人が数多く発信されており、クリニック・訪問看護といった形態の求人も豊富です。看護師として働きたい方はもちろん、将来を見据えた長期的なキャリア形成を考えている方にとっても、千葉市は非常に魅力あふれるエリアだと言えるでしょう。
精神科/心療内科について 年間利用者数10万人以上、サービスを開始して15年以上の老舗「看護師専門」転職サービスであるナース人材バンクで働くキャリアパートナーが、今までご紹介してきたご利用者様の声も含めて精神科/心療内科の業務内容や年収、精神科/心療内科で働く大変さと魅力についてまとめました! 精神科/心療内科の業務内容と年収 【精神科/心療内科の業務内容】 状態観察・検査介助・診察介助・処置・与薬といった診療の補助と、食事・排泄・入浴・更衣の介助といった療養上の世話の両面から患者さんを支えます。 精神疾患の場合、治療期間が長く、完治しないケースも多いため、必然的に関わりの多い看護師と患者との精神的なつながりや信頼関係が大切となります。 薬物治療がメインになりますが、合併症治療病棟やスーパー救急病棟以外の病棟では点滴が必要な患者さんはほとんどいません。経口内服薬が多いため、食事前後の配薬・服薬の状況には十分に気を配る必要があります。 その他の医療処置としては、経管栄養、褥瘡処置、定期的に内服薬の効果などをチェックするための採血等があります。 【精神科/心療内科の平均年収】 単科ではない病院やクリニックも多いため、精神科/心療内科で働く看護師の平均年収を厳密に出すことはできません。 そのため、今回は精神科/心療内科を診療科目として標榜する事業所に転職した常勤看護師の平均年収をご紹介いたします。 入社年度 精神科/心療内科 全転職者 2020年度 ¥4,089,156 ¥4,015,512 2021年度 ¥4,162,159 ¥4,047,877 2022年度 ¥4,166,797 ¥4,098,639 ※当社実績による ※賞与がある事業所については、2年目以降の標準賞与実績で計算 ※定めがないものに関しては夜勤手当は2交代月4回(3交代は月8回)で計算 ※固定残業手当以外の残業代手当は含まない 精神科/心療内科のある事業所に転職した看護師の2022年度平均年収は4,166,797円で、同期間の全体平均年収の4,098,639円より2%程度高いです。 表をみると、直近3年間は同様の傾向であることが分かります。 精神科/心療内科の患者層と必要な資格・スキル 【患者層】 統合失調症が最多、次いで認知症、うつ病などの気分障害が多い 入院期間が長い(平均在院日数:268日、数年~数十年に渡り入院する方も) 病棟機能ごとの患者の違いとしては、 「15対1病棟」:精神科慢性期の患者 「スーパー救急病棟」:精神科の超急性期。錯乱や興奮状態が強い患者が多い 「精神科療養病棟」:数年~数十年単位で長期入院している患者も多い。社会的入院の方も一定存在する病棟 「認知症治療病棟」:認知症に伴う幻覚、妄想、夜間せん妄、徘徊などの症状が著しい患者 【求められるスキル】 コミュニケーションスキル 配薬・服薬管理 食事介助・入浴介助・おむつ交換・トランス・体位交換など介助業務スキル(特に精神療養や認知症病棟) 精神科/心療内科で働く大変さと魅力 精神科/心療内科経験があるご利用者様から「こういうところが大変なんです…」とよくうかがうものを紹介します。 【精神科/心療内科で働く大変さ】 介護業務(食事・入浴介助・おむつ交換)が多い 特に精神療養病棟や認知症病棟は介護業務も多いです。 再入院が多い 退院後半年以内の再入院が約30%、1年以内が約37%と、頑張って治療して退院してもまた入院となるケースが多い診療科です。 自分の気持ちがマイナスに引っ張られる? 患者の話に耳を傾けることが重要な仕事ですが、距離感が保てずに患者へ感情移入しすぎる人は難しいかもしれません。適度な距離感を保つ必要がありそうです。 また、自分なりのストレス発散法や気分転換になるような趣味を持っておくのも大事になります。 一方で、精神科/心療内科で働く魅力もたくさんあります! 【精神科/心療内科で働く魅力】 中長期的にじっくり患者と関わることができる 短くても数カ月、長いと数十年に渡って入院するケースが多いため、より長期的に患者と関わっていくことができます。 コミュニケーションにより果たす看護師の役割が大きい、やりがいを感じやすい 精神科の他の診療科との最も大きな違いは、対応する疾患が、けがや病気ではなく「心の病」であることです。 そのため患者の心のケアが重要なわけですが、関わりの多い看護師の果たす役割は非常に大きく、それ自体が看護師にとってはやりがいの一つになります。 残業が少ない、家庭やプライベートと両立しやすい 15対1病棟や精神療養は精神科慢性期なので、急変も少なく、基本的に緊急入院等もありません。そのため残業が発生しにくく、プライベートと両立しやすい環境と言えます。 看護師専門の人材紹介サービスであるナース人材バンクでは、ご利用者様の意思決定を適切にサポートするため、求人知識だけでなく、診療科目別の働き方に関する知識や診療報酬などについても継続して学ぶようにしています。 転職についてお悩みの方はぜひ、キャリアパートナーにご自身の業務経験をお話しください。 いただいた内容を基に、必要に応じてキャリアプランのご提案もさせていただきますし、応募先にご利用者様の魅力をキャリアパートナーがしっかりとお伝えいたします!