院長をご紹介します!
<院長の挨拶をご紹介します>
多くの人は、心身ともに健やかに寿命を全うしたいと願っています。
心とからだを健やかに保つために生活習慣を改善し、医療資源をうまく利用して、からだ本来の機能を回復する手助けができれば、多くの人は病から解放され、温かく優しい気持ちになれるかもしれません。
経験に基づくたくさんの引き出しを持ち、豊かな想像力と諦めない心を持って真実に向き合う時、突然、道が開けることがあります。苦痛を解き放ちたいと願う強い気持ちと、病態の核心に迫ろうとするパワーが融合した時に強いエネルギーを生むのだと思います。どんなことがあっても決してくじけず、また立ち上がり前に進むこと。これが医師の使命だと考えています。
待ち時間ばかり長くて、診察時間はアッと言う間。
パソコンばかり見て、顔もしっかりとは見てくれない。
専門外の症状については、全く取り合ってもらえない。
たくさんの不満の声をいただきます。
ちょっとした不都合を感じる程度の軽症から、生命の危機に至るような重篤な疾患まで、病気の程度は様々です。そして、人間を構成している細胞、組織、臓器が、本来の機能を失うほどにダメージを受けるには、やはり原因があります。しかし、残念ながら原因を解明できないこともあるのです。明快な答えが得られなくとも、決して諦めず、もつれた糸を一つ一つ解きほぐし、心身ともに健やかな生活を取り戻すお手伝いをしたいと考えています。
私自身は、腎臓病と向き合って毎日を過ごしているうちに、慢性腎臓病の治療・予防、透析治療がライフワークとなりました。
透析導入最多の原疾患である糖尿病を持つ患者さんには、検査による評価・結果説明・指導に終わることなく、実践できているかどうかの確認、どうやったらできるようになるかのプランニングなど、困っていることを一緒に考える家庭医の役割を果たそうと努めております。
初期の慢性腎臓病を持つ患者さんには、悪化すると不可逆的な末期慢性腎不全に進行する危険性についてご説明し、持続する蛋白尿を減らす方法を理解・実践してもらうべく、希望があれば、家族ぐるみで診療に参加していただいております。
やむなく透析導入となった患者さんには、合併症を徹底的に予防する「しっかり透析」メニューを一緒に考えます。