ものぐさ看護師さんブログ

進化するオムツ

 

重症で人工呼吸器を付けていたり、
疾患が原因で尿意や便意がなかったり、
認知症で排泄が自分でできなかったり、
骨折などの外傷で動けない状態だったり、
どうしようもないくらい拘縮した寝たきり患者さんだったり、

 

病院ではいろんな理由でおむつを使っている患者さんがいる。

 

おむつといっても、数え切れないほどの製品がある。

 

昔は布おむつ+おむつカバーの時代や
テープが他のところにくっつくと使い物にならなくなるような
最も扱いにくいタイプのおむつが多かったらしい。
最近は高齢化社会のせいか、はたまた介護が世間に認知されたせいか、
多機能・高機能なおむつがいっぱい発売されてる。


 

テープ止めタイプ
古典的な形。赤ちゃんのおむつの大人バージョン。
最近はテープがマジックテープ風で何度も着脱可能の優れものが多い。

 

フラットタイプ
古風なおむつカバーと併用して使う。介護施設で使っている所もあるかも。
あまり使い勝手はよくないけど、陰部洗浄だけとか、ベッド上で洗髪など、
吸水目的の使用にはギャザーがないから便利かも。
たまに、ビルとかの雨漏りの吸水に使われててビックリする。

 

リハビリパンツタイプ
履くタイプのおむつ。トイレ介助する場合には非常に便利。
使う人の気分的にもパンツに近いから一番いい気がする。
ただ、吸水力がやや低く、足回りのギャザーからのモレは多い。
臥床していて、失禁量の多い患者さんには不向き。

 

テープ止め+リハビリパンツタイプ
トイレに行くときはリハビリパンツとして使えて自立を支援。
トイレに座っていても、サイドのギャザーにマジックテープが
付いてるから、ズボンを脱がさずに交換が楽々。

 

尿取りパット
おむつの中にいれてインナーとして使う。
テープ止めやリハビリパンツは高価なので、外側は汚れたときだけで
パットを交換するのが一般的な使い方。
レーシックに踏み切る人もいる。

 

下痢の人専用のパット
下痢でも層構造でろ過して水分を吸収。横モレを軽減してくれるパット。
なかなかのスグレモノ。

 

長時間用パット
夜中もこれ一枚で安心らしい。
すごい吸収量だけど、ちょっとおしりのムレが心配…。

 

 

おむつって毎日普通に見てるけど、絶対自分は使いたくない物のひとつ。
自尊心や羞恥心の問題、褥瘡やスキントラブルの原因にもなるし、
ひとりでも多くの患者さんが自分で排泄できるようになるといいなあ。
でも、急性期病院にはすべての患者さんにおむつを外す取り組みをするほど
時間と人の余裕がない…。
安易におむつを使ったり、バルンを入れてしまう…。

 

あ~もうちょっと時間と人に余裕があれば、いろんなことができるのになあ~。
医療っていろんなところに問題があるなあ…。




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