心のケアに特化した看護師の働き方|3つの例を紹介

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心のケアに特化した看護師を目指すには?

看護師は、患者さんのケアをするお仕事。しかし、そのケアは肉体的なことだけではありません。患者さんは日々、病気を抱えながら色々な思いや悩み、希望を持っています。そんなとき、少しでも患者さんの気持ちを読み取り、少しでも早い回復のために色々なアイデアを出し合って尽力していくのが看護師の役割です。

そんな心身ともにケアする看護師の中でも、特に心のケアを専門とする看護師職を3つご紹介します。心のケアのプロたちはどのようなケアを行っているのでしょうか。

認定心理士×看護師

看護師が精神科などで働く場合、患者さんに対しては、特にメンタルケアを意識したいものです。来院する患者さんとの接し方や会話、ケアすべてにおいて気を配ることが求められます。また、精神科に限らず、通常の病棟勤務に当たっても心のケアは大事です。

このような中で、心理学を習得する認定心理士の資格を得て看護師の仕事に活かしている方もいます。
認定心理士の資格を取得すれば、心理学に関する基礎知識と基礎技術を得ることができ、クライアントに対してカウンセリングを行うことができるようになります。

そのノウハウと精神を看護師の仕事に活かせば、より大きな強みになることは確実です。実際、認定心理士の資格を取得して、大学附属病院でスタッフの悩みや将来のことについて相談を受けている看護師もいます。看護師業務をしながらのカウンセリングはなかなか忙しそうですが、それだけニーズがあるのでしょう。

大学勤務の看護師

大学医務室に勤務し、学生たちに対する怪我の応急処置や病院紹介を行っている看護師がいます。彼女は、悩み相談などの心のケアも行っています。医務室に来た学生に対しては、とても手厚く応対。細かく様子をチェックして、悩みをとことんまで聞き、一人一人とじっくり向き合ってカウンセリングをするそうです。

病気に限らず、どうすればスムーズな学校生活が送れるかというところまで取り組むその仕事は、看護師の枠を超えた新しい心のケアの職業といえそうです。

緩和ケア看護師

がん医療において身体と心の痛みを和らげ、医学的、精神的な幅広い対応をする緩和ケア。実際、治療の過程で、副作用や将来への不安、つらい症状などを抱える患者さんの姿があります。がんと診断を受けたときの気持ちは、患者さん当人にしか分からないものです。
そんなとき、看護師は患者さんや家族に対して、ケア全般についてのアドバイスを行い、転院や退院後の療養についての調整も担当します。

緩和ケアに携わる看護師は心理ケアのプロ。患者さんの痛みに関する情報をできるだけ正確に、数多く把握しようと努めること、患者さんがありのままの思いが出せる場づくり、患者さんそのものに関心を寄せることを実践しています。

認定看護師の一つである緩和ケア認定看護師は、研修と筆記試験で取得することができます。実際、看護師として働きながら認定された人もおり、現場で活躍しています。
心のケアに深く携わる看護師。ぜひ目指してみてはいかがでしょうか。

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